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2018年4月の5冊


 今月のテーマ:スタート


スタート
 
      4月、桜咲く春の到来とともに新しい年度がスタートしました。学生のみなさんは、限りある大学生活という時間の中で、それぞれ気持ちも新たに始まりの時を迎えていると思います。今月は「スタート」と題して、比較的読みやすい、最初の入口となるような本を集めてみました。まずは扉を開いて、一歩を踏み出し、その先に広がる世界へと歩き出してみてくださいね。

(P.N.月)


『14歳からの哲学 : 考えるための教科書』 [請求記号:104/I32]

池田晶子著. トランスビュー, 2003.

14歳に向けた本ではありますが、内容は年齢とは関係のない深いものになっています。「考える」とはどういうことか、自ら哲学を実践することの大切さを説いています。

『これからの世界をつくる仲間たちへ』 [請求記号:007.3/O15 ]

落合陽一著. 小学館, 2016.

筑波大教授でメディアアーティストでもある著者が、これからの未来の姿と、そこで真に必要とされる人材について、示唆に富んだ見解を述べています。

『おとなの教養 : 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?』 [請求記号:002/I33]

池上彰著. NHK出版, 2014 (NHK出版新書:431)

「宗教」「宇宙」「人類」「病気」「経済」「歴史」「日本」の7項目について、簡潔にわかりやすく書かれており、面白く読みながら一般教養の知識を得ることができます。

『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』 [請求記号:726.6/Mu22 ]

[ムヒカ] [述]/くさばよしみ編/中川学絵. 汐文社, 2014.

国際会議で注目された、ウルグアイのムヒカ大統領のスピーチを絵本にしたものです。本当の幸せとは何か、地球の未来について深く考えさせられる内容になっています。

『それでも人生にイエスと言う』 [請求記号:146.8/F44]

V・E・フランクル著/山田邦男, 松田美佳訳. 春秋社, 1993.

過酷な強制収容所の体験を通して到達した「生きる意味」についての講演をまとめたものです。同じ著者による「夜と霧」と併せて読むと、更に理解を深めることができます。