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2018年5月の5冊


 今月のテーマ:旅


旅
 
      初夏、さわやかな季節がやってきました。行楽シーズンの5月ということで、今月は旅をテーマにお届けします。旅の本といえば旅行ガイドが思い浮かびますが、行った気持ちになれる旅行記や、旅をテーマにした文学、旅そのものの研究書など様々な本があります。なかなか行けないような遠い国や宇宙、異世界、過去にだって本の中でなら旅ができます。行くもよし、読むもよし、あなたも旅を楽しんでみませんか。

(P.N.足袋)


『ビールと古本のプラハ』 [請求記号:914.6/C47]

千野栄一著. 白水社, 1997 (白水Uブックス:1040, エッセイの小径).

かつての社会主義国、チェコ共和国。チャペックの翻訳でも知られる言語学者によって、「ビロード革命」前後の首都プラハの様子がビールと古本を軸に洒脱な筆致で語られています。

『わたしのマトカ』 [請求記号:914.6/Ka81 ]

片桐はいり著. 幻冬舎, 2006.

マトカとはフィンランド語で「旅」のこと。個性派女優 片桐はいりが映画「かもめ食堂」の撮影で訪れたフィンランド、見たもの食べたもの感じたことを徒然に書き綴るエッセイ集。

『世界の市場』 [請求記号:290.93/Ma86 ]

松岡絵里著/吉田友和写真. 国書刊行会, 2010.

実際行けそうなところから、かなりディープな専門市場まで、活気あふれる世界の市場を紹介したガイドブック。カラフルな写真を見るだけでワクワクします。

『オン・ザ・マップ : 地図と人類の物語』 [請求記号:448.9/G22]

サイモン・ガーフィールド著/黒川由美訳. 太田出版, 2014 (ヒストリカル・スタディーズ:12).

地図は旅の必需品。その歴史、図法からカーナビ、グーグルアースにいたるまで、古今東西地図にまつわる様々なトピックが詰め込まれています。

『江戸の旅を読む』 [請求記号:915//153]

板坂耀子著. ぺりかん社, 2002.

お伊勢参りや奥の細道…長い長い距離を歩いて旅した江戸時代の人は、一日にどのくらいの距離を歩いたのでしょうか。そんな疑問にはこの本をどうぞ。