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2021年2月の5冊


 今月のテーマ:平成


平成
       今年で令和も3年になりました。時が経つのは早いものです。まだ平成を歴史と意識するのは難しい気がしますが、振り返ってみるとしましょう。
 平成の30年と113日間いろいろなことがありました。個人的に印象に残っているのは2001年のアメリカ同時多発テロですね。初めてテレビで映像を見たときの衝撃は今でもよく覚えています。あなたにとって平成の出来事で最も印象に残っていることはなんでしょうか。

(P.N.仙人河豚)


『平成史講義』 [請求記号:080/C44/1385]

吉見俊哉編. 筑摩書房, 2019 (ちくま新書:1385).

「平成」の時代は社会情勢の変化により戦後日本社会のシステムが崩れ始めた。政治、経済、雇用、教育、メディア、防衛の面から平成を考える1冊。

『現代日本の批評, 2001-2016』 [請求記号:910.264/G34]

市川真人, 大澤聡, 福嶋亮大著. 講談社, 2017-.

参考資料の年表付き。この巻だけでは2001年から2016年までなので「平成」の1部分だけになるが、1975年から2001年のものも所蔵しています。

『平成史』 [請求記号:210.77/O26]

小熊英二編著 ; 井手英策 [ほか] 著. 河出書房新社, 2019.

1955年の「昭和史」の後にも優れた昭和史が書かれたように、この本もまた「平成史」の記述の第一歩である。(序文より)
500ページを超えるボリューム。

『平成時代の日韓関係 : 楽観から悲観への三〇年』 [請求記号:319.102/Ki39]

木村幹, 田中悟, 金容民編著. ミネルヴァ書房, 2020.

戦後最悪といわれる日韓関係。
感情や思想がぶつかる問題は客観性が大切です。特定の意見や考えに拘らず多角的な視点を持ちたいですね。

『「文藝春秋」にみる平成史』 [請求記号:210.77/B89]

文藝春秋編. 文藝春秋, 2019.

大正12年(1923年)創刊の「文藝春秋」からみた平成史。「三つの言葉」という企画から平成の時代をみる。