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2021年5月の5冊


 今月のテーマ:光


光
      新緑の季節。学内の木々も緑色が鮮やかです。木漏れ日の光が心地よく感じられます。
「光」という言葉や漢字には、物理的または視覚的、精神的に明るい・美しいなどと感じられるもの―光線・日(太陽)・美しさ・名誉・希望・・・―といった意味があります。今月は、この「光」の意味にちなんだ図書をご紹介します。

※参考:『日本国語大辞典』『新選漢和辞典Web版』(JapanKnowledge Lib)

(P.N.じろ)


『紫外線の社会史 : 見えざる光が照らす日本』 [請求記号:080/I95B/1835]

金凡性著.岩波書店,2020 (岩波新書).

今でこそ避けたい紫外線も、昔は認識が違っていたようです。紫外線は社会的にどう捉えられてきたのか。イメージの変遷から20世紀日本の社会をみていく科学史。

『虹の西洋美術史』 [請求記号:080/C44/190]

岡田温司著.筑摩書房,2012 (ちくまプリマー新書).

人間にとって虹とは何か。虹は絵に描かれることで何を意味したのか。虹と神話・宗教・科学・芸術との繋がりから、西洋美術2500年の歴史をたどります。

『青い光に魅せられて : 青色LED開発物語』 [請求記号:549.81/A32]

小泉武夫 [著].講談社, 2017 (講談社学術文庫).

「あきらめなければ道は開ける」(まえがきより) ノーベル賞を受賞した発明、青色LED。実現困難といわれても研究を続けた著者による、その開発物語。

『きっと明日はいい日になる』 [請求記号:159/Ta19]

田口久人著.PHP研究所, 2018.

ムリして前向きにならなくていい。著者がInstagramで綴った前向きになれる作品をまとめた一冊。明日への希望がわく言葉が見つかるかもしれません。

『あさ』 [請求記号:911.56/Ta88]

谷川俊太郎文・詩.アリス館, 2004.

右から読むと詩集、左から読むと写真絵本という形の図書。一部を拡大した絵本版も所蔵しています。 朝が待ち遠しくなる。朝、おはようと言いたくなる一冊です。