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2021年6月の5冊


 今月のテーマ:あなたの頭の中


あなたの頭の中
      なかなか外出することが憚られる昨今、窮屈な思いで鬱々とした気分になってませんか。そんなときは、無限に広がるあなたの頭の中の世界をのぞいてみませんか。
まだまだ謎の多い脳の不思議に関する本、思いもよらない脳の働きに関する本、話のネタになりそうな本などを紹介します。頭がいいとか悪いとか、そんなことはほっといて、不思議にどっぷり浸かってみてください。

(P.N.RIN)


『脳内麻薬 : 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』 [請求記号:491.371/N39]

中野信子著.幻冬舎,2014 (幻冬舎新書).

人の脳内に麻薬が?衝撃的なタイトルに手に取らないわけにはいきません。読後にはいろいろ腑に落ちることがあるかもしれませんよ。

『もし、赤ちゃんが日記を書いたら』 [請求記号:376/A/1072]

ダニエル・スターン著/亀井よし子訳.草思社,1992.

人の一生の中で、爆発的に脳が活動していると考えられる赤ちゃん期。言葉を発しない赤ちゃんですが、れっきとした一個の人格だと強く意識させられる一冊です。

『火星の人類学者』 [請求記号:493.73/Sa12]

オリヴァー・サックス著/吉田利子訳.早川書房, 2001 (ハヤカワ文庫).

脳の病は不幸をもたらすだけでしょうか。著者によると、強烈な個性を生むことがあるようです。他人とは決して共有することができないほどの強烈な個性とは。

『超AI入門 : ディープラーニングはどこまで進化するのか』 [請求記号:007.13/Ma85]

松尾豊, NHK「人間ってナンだ?超AI入門」制作班編著.NHK出版, 2019.

AIって、コンピューターなのにその学習方法は、人間のそれと似た部分もあるとか。そしてAIを突き詰めると常に人間を意識せずにはいられないようです。

『話を聞かない男、地図が読めない女 : 男脳・女脳が「謎」を解く』 [請求記号:491.371/P32]

アラン・ピーズ, バーバラ・ピーズ著/藤井留美訳.主婦の友社, 2002.

男らしくとか女らしくなんて人に強要してはいけない世の中ですけれど、自分の脳のことならちょっと知りたくありませんか。本文中に男脳・女脳テストありますよ。