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2023年7月の5冊


 今月のテーマ:「う」のつく食べ物


unotsukutabemono
      7月30日は、夏の土用の丑の日です。この頃は1年で最も暑い時なので、衣服や書物などの虫干しをしたり、また、暑気あたり防止に薬湯に入ったり、精のつく食べ物を食べたりする風習があります。
食べ物でいえば、餅やどじょう汁の他、鰻など「う」のつく食べ物を食べるそうです。
今回は、土用の丑の日に食べる「う」のつく食べ物から、【鰻】【牛】【梅干】【うどん】【瓜】にちなんだ図書を集めました。

(P.N.じろ)


『天丼 かつ丼 牛丼 うな丼 親子丼 : 日本五大どんぶりの誕生』 [請求記号:383.81/I27]

飯野亮一著. 筑摩書房, 2019 (ちくま学芸文庫)

【鰻】【牛】うな丼が江戸時代に誕生してから、新しいどんぶりが生まれるまで時間がかかりました。現在食べているどんぶりが生まれるまでの道のりを紐解きます。

『梅干』 [請求記号:380/Mo35/99]

有岡利幸著. 法政大学出版局, 2001 (ものと人間の文化史)

【梅干】梅干を作るために土用の丑の時期に天日干しすることを「土用干し」と言います。日本人の生活と密接に関わってきた梅干を、食と医の面から深堀りします。

『そば・うどん・粉もの』 [請求記号:596.21/Z3/4]

日本調理科学会企画・編集. 農山漁村文化協会, 2020 (全集伝え継ぐ日本の家庭料理)

【うどん】聞き取り調査により日本各地の家庭料理のレシピをまとめたもの。読んで地域ごとの違いを比べたり、自分で作ってみたりと、楽しみ方色々です。

『メロンとスイカの歴史』 [請求記号:626.24/L94]

シルヴィア・ラブグレン著/龍和子訳. 原書房, 2017 (「食」の図書館)

【瓜】古代から現在まで、世界中で食べられているメロン。ある時代には魅力的すぎて禁止令が出たとか。意外と奥深いメロンの歴史をのぞいてみませんか。

『結局、ウナギは食べていいのか問題』 [請求記号:664.695/Ka21]

海部健三著. 岩波書店, 2019 (岩波科学ライブラリー)

【鰻】土用の丑の日といえば鰻。ですが、鰻は絶滅危惧種に指定されています。当たり前のように食べている食材との付き合い方を考えてみませんか。