在名古屋ブラジル総領事館主催のポルトガル語による作文コンクール、および、スピーチコンクールで本学の学生たちが素晴らしい成績を収めました。
1908年に日本からブラジルに最初の移民船が出航してから、今年でちょうど110年が経ちます。そこで、在名古屋ブラジル総領事館により、110年にわたるブラジル人と日本人との絆を祝し、「スピーチコンクール」、「作文コンクール」、「子どもの絵コンクール」が開催されました。2018年6月17日(日)には、「スピーチコンクール」の本選と「作文コンクール」、「子どもの絵コンクール」の表彰式が行われました。
【作文コンクール表彰式(久間さん)】
撮影:髙阪
【スピーチコンクール表彰式(和田さん)】
撮影:在名古屋ブラジル総領事館
「日本在住ブラジル人コミュニティの間でブラジルとブラジル文化への関心を促進するとともに、日本人移民の流動が循環的に日系ブラジル人移民の来日に至ったことを普及する」ことを目的としたこのコンクールにおいて、「作文コンクール」では、「ブラジルにおける日本、日本におけるブラジル-日本、および、ブラジル社会における移民の流動による影響」がテーマとして指定される中、部門Ⅷ[1]で出場した看護学研究科2年久間恵美さんが優勝、また、「ポルトガル語Ⅱ」の聴講生である杉原公代さんが準優勝でした。さらに、1~10位が入賞とされる中、優勝、準優勝のほか、4~10位もすべて本学の学生が獲得するという快挙を成し遂げました。
「スピーチコンクール」では、「私にとってブラジルの日本人移民とは」がテーマとして指定される中、部門Ⅱ[2]で出場した英米学科2年和田サユリさんが見事、優勝の栄冠を手にしました。「スピーチコンクール」の本選に立ち会うことができなかったのが非常に残念でしたが、後刻、その場におられた領事館のスタッフの方から非常に素晴らしいスピーチだったという報告を受け、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
このたびは様々な立場でポルトガル語を学習する20名あまりの学生とともに、ゴールデンウィークもそっちのけで本コンクールに臨みました。日本からブラジルに渡った日本人移民、また、その子孫である日本で暮らす日系ブラジル人について、少しでも多くのことを学び、考える機会にできたらと始めたコンクール参加でしたが、ポルトガル語学習への自信や動機付けを始め、それぞれの学生が多くのものを手にすることができた大会でした。多くの時間と労力を割きましたが、皆で一つの目標に向かいこのコンクールに挑戦したことは非常に大きな意味があったと思います。
共に闘った学生の皆さんに感謝するとともに、応援、ご協力いただいたすべての方々に心より感謝申し上げます。