愛知県立大学

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県大シーズ

国民皆年金の成立・展開・変容をめぐる政策史研究

中尾 友紀 准教授
(ナカオ ユキ)
教育福祉学部 社会福祉学科

研究シーズ

日本の公的年金制度の歴史を研究しています。
日本初の一般労働者を対象とした公的年金である労働者年金保険(厚生年金保険の前身となった年金保険です。)の創設過程については、公文書等を分析することで明らかにしています。また、国民年金の創設、厚生年金保険を含むその後の年金政策の展開、変容過程については、公文書等に加えて、それに携わった元厚生官僚らから直接聞き取ったオーラルヒストリーを参考に分析することで明らかにしています。
日本の公的年金制度の特徴のひとつは、創設当初から保険給付に国庫負担が規定されていることです。そこで、年金給付への国庫負担を手がかりに、公的年金制度には日本の社会保障体系においてどのような役割が期待されているのかを検討しています。

研究内容・課題

社会福祉学を修め、貧困問題に関心があります。日本の公的年金制度も、そもそもは貧困問題の解決手段として構想されました。
公的年金制度は、「経路依存性」が高いといわれています。現在の制度が過去の制度に制約を受けているのだとすれば、創設時まで歴史を遡って制度のあり方を解明する意義は、大いにあるのではないでしょうか。

研究キーワード

労働者年金保険 厚生年金保険 国民年金 年金制度改正

研究者になるきっかけは?

恩師の一人から、制度を改善すればより多くの人を助けられると学んだことがきっかけです。いつか誰かの助けになりたくて、生活に困難を抱える人の現状をもっと深く理解したい、それに対応する制度・政策のあり方をもっと深く学びたいと思って進学しました。

研究内容を大学での教育や、地域・社会にどのように還元していますか?

学外では、主に行政機関が実施する社会福祉事業を評価したり、計画の策定にかかわったりしています。県庁や県内の市役所等では、卒業生が多く活躍しています。学内では、そうした地域の福祉行政に貢献できる専門知識を持った人を育てたいと思い、学生たちを指導しています。

学生や高校生にひとこと!

Reading the past, writing the future!

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