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2017年8月の5冊


 今月のテーマ:外国語


展示風景
 
       他の国の言葉が話せたら楽しいだろうな、旅行するときに便利じゃないかな、なんて思ってはみるものの、なかなか身につかないのが外国語です。今月はそんな外国語を扱った本を集めてみました。外国語についての本はたくさん出版されていて、なにを読めばいいのか迷ってしまいますよね。今月は日本語と外国語について書かれた、楽しく読める本をご紹介します。

(P.N.青茶)


『日本語と外国語』 [請求記号:080/101A/19B]

鈴木孝夫著. 岩波書店, 1990 (岩波新書:新赤版 101)

「オレンジの猫」は実は茶色だった?国による文化の違いを、ことばという視点から豊富な事例をまじえて解説した本。

『寝るまえ5分の外国語 : 語学書書評集』  [請求記号:807/Ku72]

黒田龍之助著. 白水社, 2016

本邦初(?)の語学学習書の書評集。自身も語学書を多数ものしている著者の愛情あふれる語り口が実に楽しい。ちりばめられた語学書イラストも必見です。

『フィンランド語は猫の言葉』 [請求記号:293.892/I52]

稲垣美晴著. 猫の言葉社, 2008

格が15もあって、ニーンニーンという相槌が猫の言葉のように聞こえる…研究のためフィンランドへ渡った著者は難解な言語と格闘する羽目に。猛烈な勉強ぶりがなんとも痛快な留学記。

『ためぐち韓国語』 [請求記号:829.178/Y81]

四方田犬彦, 金光英実著. 平凡社, 2005 (平凡社新書:255)

上下関係の厳しい儒教の国、韓国。そんな韓国にもくだけた「ためぐち」の語彙が豊富にあります。腹を割って話すための韓国語の入門書。

『外国語として出会う日本語』  [請求記号:810//1160 ]

小林ミナ著. 岩波書店, 2007 (もっと知りたい!日本語)

日本語だって見る人が変われば外国語に。日本語を学習する人の視点から見る「外国語としての日本語」を知ることで言葉の新しい面が見えてきます。