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2019年9月の5冊
今月のテーマ:ことば
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9月は「ことば」をテーマに5冊をご紹介します。長月、紅葉月、季秋など、「9月」を表す言葉って沢山ありますよね。何かを指す言葉は1つに決まっているものでもないし、知らない言葉もたくさんあります。また、国や人によってもそれぞれです。そして本でも「ことば」は様々な表現で使われています。ストーリーや内容だけでなく、「ことば」を意識して読んでみるのも、きっとおもしろいと思います。
(P.N.九官鳥) |
『風と雲のことば辞典』 [請求記号:451.4/O38]
岡田憲治, 原田稔, 宇田川眞人 [執筆]. 講談社, 2016 (講談社学術文庫)
この本にあるたくさんの「風」と「雲」にまつわることばからは、季節を感じることもできます。9月と言えばの、「台風」もその一つ。
『銀河鉄道の夜 : 童話集 : 他十四篇』改版 [請求記号:080/I95-31/76-3]
宮澤賢治作/谷川徹三編. 岩波書店, 1966 (岩波文庫)
ぴーぴー、ミリミリ、ぽくぽく。宮沢賢治はオノマトペを多用しています。ストーリーはもちろんのこと、独特なことばにも注目してみてください。
『文体練習』 [請求記号:953.7/Q3/7]
松島征 [ほか] 訳. 水声社, 2012 (レーモン・クノー・コレクション:7)
1つのストーリーを99通りの文体で書いた作品。つい笑ってしまうものも多く、ことばの表現っておもしろい!と思わせてくれる言葉遊びのような1冊です。
『旅の絵本』 [請求記号:726/1/497]
安野光雅著. 福音館書店, 1977.
この本には、文字がありません。でも中にはことばが溢れています。話し声、物音、風の音…どんなことばが見つかるでしょうか。
『なくなりそうな世界のことば』 [請求記号:802/Y92]
吉岡乾著/西淑イラスト. 創元社, 2017.
ある人にとっては使う機会がないことばもあれば、世界中のだれもが共通して使えそうなことばもあります。 私のお気に入りは「マラマラアク」です。