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2019年12月の5冊


 今月のテーマ:思い出・記憶


思い出・記憶
 

      いよいよ今年も残すところ僅かになりました。2019年は、元号が平成から令和に変わったり、ラグビー・ワールドカップが開かれたり、思い返せば記憶に残るような、印象深い、または衝撃的な出来事が多くあった1年であったように感じられます。いつ、何があったか、どのくらい思い出せるでしょうか。今回は、思い出や記憶をテーマに図書をご紹介します。皆さんのこの1年はどんな年でしたか?

(P.N.ビート)


『メモリー・ウォール』 [請求記号:933.7/D81]

アンソニー・ドーア著 ; 岩本正恵訳 新潮社, 2011.10

記憶を自由に保存・再生できる装置を手に入れた認知症の老女を描いた表題作のほか、「記憶」にまつわる6作品の短編集です。

『記憶がウソをつく!』 [請求記号:141.34/Y84]

養老孟司, 古舘伊知郎著 扶桑社, 2010.6

男と女では記憶の仕方が違う?気付かないうちに記憶が変わる?養老孟司と古舘伊知郎による対談形式です。

『子どもの頃の思い出は本物か : 記憶に裏切られるとき』 [請求記号:141.34/Sa11]

カール・サバー著; 越智啓太, 雨宮有里, 丹藤克也訳  化学同人, 2011.5

試験のために単語を覚える意味記憶、料理の作り方を覚える手続き的記憶…記憶にも色々ありますが、この本は自伝的記憶、いわゆる”思い出”の研究書です。

『想い出あずかります』 [請求記号:913.6/Y92 ]

吉野万理子著 新潮社, 2011.5

崖の下にある魔女が住む家―それは子供たちしか知らない「おもいで質屋」。想い出を預けるかわりにお金を貸してもらえるとしたら、あなたは預けますか?

『記憶力の正体 : 人はなぜ忘れるのか?』 [請求記号:080/C44/1077]

高橋雅延著 筑摩書房, 2014.6

普段は記憶力が良ければいいのにと思うのですが、そうでない時もあります…人はどこまで記憶を操れるのでしょうか。記憶の不思議に迫る一冊です。