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2021年12月の5冊
今月のテーマ:エスペラント
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19世紀末、ポーランド(当時はロシア帝国領)のザメンホフという人が、世界平和のために「あるもの」をつくりました。 そのあるものとは・・・なんと「ことば」。どの国家にもどの民族にも属さない、中立で平等な共通語「エスペラント」です。 12月15日はザメンホフの誕生日。"Zamenhofa Tago"と呼ばれ、世界中のエスペランティストがお祝いをします。"Esperantio"(エスペラントの世界)をちょっとのぞいてみましょう。 (P.N.Pomo) |
『国際共通語の思想 : エスペラントの創始者ザメンホフ論説集』 [請求記号:899//101]
L.L.ザメンホフ 著・述/水野義明 編・訳. 新泉社, 1997
国際共通語はどうあるべきなのか、どうしてつくろうと思ったのか。エスペラントの本質ともいえる、ザメンホフの思想が詰まっています。
『エスペラント : 異端の言語』 [請求記号:080/1077/19B]
田中克彦著. 岩波書店, 2007 (岩波新書)
「異端の言語」、はたまた「危険な言語」とも言われるエスペラント。いったいどんな言語なのでしょう。歴史と文法を概観するならこの一冊。
『エスペラント語』 [請求記号:899.1/A16]
安達信明著. 白水社, 2018 (ニューエクスプレスプラス)
人気の語学書シリーズにも、ちゃんと入っているのです。エスペラントの特徴はなんといっても文法が簡単なこと。活用のシンプルさにきっと感動します。
『新「エスペラント国」周遊記, 中南米編』 [請求記号:899//37]
水野義明著. 新泉社, 1986-1991
実際に使えるの?そう思ったあなたにはこちら。エスペラントを駆使して世界をめぐった旅行記です。「ソ連・西欧編」「東欧編」も刊行されています。
『歴史・文学・エスペラント』 [請求記号:899.1/I89]
伊藤俊彦著. 名古屋エスペラントセンター, 2020
「もっと知りたい!」と思ったら、これを頼りに次に読む本を見つけてください。エスペラント原作文学・翻訳作品・運動史などの書評集です。