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2022年7月の5冊
今月のテーマ:石
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子どもの頃、道端で見つけたきれいな石を拾っては、机にため込んでいました。なんとなく、心惹かれる。似たような思い出をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
石は地球を形作るものの一つで、人の営みにも関わり深い存在です。山河など自然の中、建物など生活空間…昔も今も日常の至るところに石はあります。
そんな石の魅力や、人との関わりをみることができる本を集めました。奥深い石の世界をのぞいてみませんか。
(P.N.じろ) |
『三つの石で地球がわかる : 岩石がひもとくこの星のなりたち』 [請求記号:458/F65]
藤岡換太郎著. 講談社, 2017 (ブルーバックス)
三つの石を覚えるだけで、石の本質が分かる―と著者は言います。地球誕生から進化の過程で欠かせない石の物語。石のことを科学的に知りたい方におすすめです。
『古代世界の超技術 : あっと驚く「巨石文明」の智慧』 [請求記号:502/Sh56]
志村史夫著. 講談社, 2013 (ブルーバックス)
エジプトのピラミッド―構造や石の積み方、ギリシャの自動扉、ローマのコンクリート、インカの石組み術など。半導体の研究者が巨石文明の技術の謎に迫ります。
『鉱物 : 石への探求がもたらす文明と文化の発展』 [請求記号:459/I71]
石橋隆, 澤田操, 伊藤謙編. 大阪大学出版会, 2019
石を構成する鉱物について、日本の歴史と絡めて概説しています。石器、絵の具、薬、ICの素材の原料など、幅広い分野に関係してきたことが分かります。
『木内石亭』 [請求記号:280/97/14]
斎藤忠著. 吉川弘文館, 1962 (人物叢書)
江戸時代、生涯をかけて石を蒐集した人がいました。『東海道名所図会』に"名所"として紹介された時の人。蒐集家であり科学者でもあった人の一生を紐解きます。
『奇妙で美しい石の世界』 [請求記号:080/C44/1263]
山田英春著. 筑摩書房, 2017 (ちくま新書)
風景や草木に見える模様、縞模様に幾何学模様。石の切断面は絵画のように美しい。カラー写真とともに、歴史上の逸話や石に魅了された人たちの物語を楽しめます。