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2022年8月の5冊
今月のテーマ:やっぱり、絵本が好き。
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大人になってから、子供のころに慣れ親しんだ絵本を手に取ってみると、「あれ?こんな感じだったかな?」と違和感を抱くことも少なくありません。文字情報が少なく視覚情報に拠る絵本は、読む人の経験や知識、立場によっていろいろな解釈ができるからでしょうか。 (全く個人的に)手元に置いて、いつでも何度でも読みたい絵本をご紹介します。 (P.N.RIN) |
『三びきのやぎのがらがらどん』 [請求記号:726.6/B77]
マーシャ・ブラウンえ/せたていじやく. 福音館書店, 1965
なんとなく恐ろし気な絵なのになぜか開いてしまう。ひきつけられてしまう。
幼い頃体験した、ざわざわする緊張感をぜひもう一度。
『おおきなおおきなおいも』 [請求記号:726.6/A28]
赤羽末吉さく・え. 福音館書店, 1972
ムダのないシンプルな線とお芋の色だけの絵。これでもかというくらい想像することの楽しみを満喫できる一冊。
『旅の絵本』 [請求記号:726.6/A49]
安野光雅著. 福音館書店, 1977-2009
絵本の中の小さな人になって、いろんな国に行ってみましょう。一人で開いてもよし、誰かと眺めるのもきっと楽しい。大人買いしたくなるシリーズです。
『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』 [請求記号:726.6/B94]
バージニア・リー・バートンぶん・え/むらおかはなこやく. 福音館書店, 1961
スピード感あふれる絵にドキドキする冒険。無垢な子供の気持ちで一読、大人な気持ちで一読。大人になった今、切なくて泣きたくなるのはなぜでしょう。
『ぼくを探しに』 [請求記号:726.6/Si4]
シルヴァスタイン作/倉橋由美子訳. 筑摩書房, 1979
大学時代、訳も分からない焦燥感に押しつぶされそうでした。そこから助け出してくれたのがこの本です。もし今、悩みがあるなら、手に取ってみてください。