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2023年3月の5冊
今月のテーマ:ミライへ・・・
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卒業シーズンの3月、多くの学生が新しいミライへと旅立っていきます。 ミライは決してバラ色でも約束されたものでもありませんが、自分次第で何色にでも描くことができます。 私も大学を卒業して××年、振り返ればいろいろと失敗や挫折をしてきましたが、それでも「こうなりたい」という自分なりのミライを描いて生きてきたつもりです。 今回紹介する5冊が、ミライへ向かうための何かヒントになればと思います。 (P.N.犬) |
『挑戦 : 常識のブレーキをはずせ』 [請求記号:289.1/Y34]
山中伸弥, 藤井聡太著. 講談社, 2021
今まさにミライを切り拓いている研究者と棋士の対談。コロナ禍での自身の向き合い方を皮切りに、二人の思考や目指している世界が対談から垣間見えてきます。
『日本再発見 : 芸術風土記』 [請求記号:291/39]
岡本太郎著. 新潮社, 1958
公認ではない、もう一つの美の伝統を掘り起こしに岡本太郎は日本各地を旅しました。60年以上経った今でも、芸術のミライに賭ける彼の情熱をひしと感じます。
『この子らを世の光に : 近江学園二十年の願い』 [請求記号:369.49/I89]
糸賀一雄著. 日本放送出版協会, 2003
日本の社会福祉の父と呼ばれる糸賀一雄が昭和21年に創設した知的障害児施設「近江学園」。子どもたちのミライを願い続けた彼の20年に渡る思想と実践の記録。
『東京大学「ボーカロイド音楽論」講義』 [請求記号:763.9/A98]
鮎川ぱて著. 文藝春秋, 2022
音楽論にとどまらず、ジェンダーやマイノリティ、文化や哲学へと展開する一方、既存の常識や権力に鋭く切り込むぱてさんの講義。ミライへ進む人たちへのエール。
『裏庭』 [請求記号:913.6/N55]
梨木香歩. 理論社, 1996
丘の麓にある洋館の裏庭から始まった冒険。主人公は自身の傷と向き合い、やがてミライへの一歩を力強く踏み出していきます。何度でも読み返したくなる一冊。