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2023年12月の5冊
今月のテーマ:極地
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寒さが厳しさを増す季節です。でも、あえてもっと寒い場所に思いを馳せてみませんか?今回は「極地」に関係した本を紹介します。 極地とは、一般的に地球の北極・南極地方のことをいいます。氷点下の厳しい自然、緯度66度33分から極に至る地域では、夏には太陽が一日中沈まない白夜、逆に冬には太陽が一日中登らない極夜がみられます。そんな場所へ様々な目的で挑む人々、そこに暮らす生き物たちの生態も興味深いです。 (P.N.エスカルゴ) |
『極夜行』 [請求記号:297.8/Ka28]
角幡唯介著. 文藝春秋, 2018.
太陽が昇らない極夜の北極を、一頭の犬とともに命懸けで体感した探検家の記録。数か月も続く暗闇、自然の猛威、想像を絶する極限の世界を追体験してみませんか。
『クマムシ調査隊、南極を行く!』 [請求記号:080/I95/899]
鈴木忠著. 岩波書店, 2019 (岩波ジュニア新書).
南極観測隊に参加した著者が、極地の自然や観測隊の日常をユーモアあふれる文体でつづります。
小さな生き物クマムシにもちょっと興味をひかれます。
『ペンギンのしらべかた』 [請求記号:488.66/U32]
上田一生著. 岩波書店, 2011 (岩波科学ライブラリー).
人気・知名度とも抜群!でもその生態は謎だらけ。
そんなペンギンに魅せられた「ペンギンまみれ」の研究者たち、その奮闘を通して見るペンギン生物学。
『地球最後の日のための種子』 [請求記号:615.2/D99]
スーザン・ドウォーキン著/中里京子訳. 文藝春秋, 2010.
北極圏の凍土の下にある種子銀行。「もし種が消えたら、食べ物が消える。そして君もね」
世界の食糧を守るため奔走した植物学者の生涯を追うノンフィクション。
『世界の果てのビートルズ』 [請求記号:949.83/N71]
ミカエル・ニエミ著/岩本正恵訳. 新潮社, 2006 (新潮クレスト・ブックス).
スウェーデンの北の果て、ツンドラに囲まれた北極圏の小さな村で育った少年たちの物語。ロックに目覚める少年たちの青春が叙情的に描かれます。