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2024年12月の5冊
今月のテーマ:フォント
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師走です。この季節といえばクリスマス、までに投函したい年賀状。送るのも受け取るのも楽しみです。どんなデザインにしようか、どのフォントを使おうか、悩むのも楽しみの一つでしょうか。 ふと思い返してみると、日常生活で目にする文字には様々な書体、フォントが使われていることに気付きます。スマホ、本、ポスター・・・今読んでいるこの文もまた。 今月は、そんなフォントの世界を覗いてみます。 (P.N.じろ) |
『奇跡のフォント : 教科書が読めない子どもを知って--UDデジタル教科書体開発物語』 [請求記号:007.642/Ta55]
高田裕美著. 時事通信出版局, 2023.
ユニバーサルデザインのフォント「UDデジタル教科書体」ができるまでの物語。何気なく使っているフォントも、作り手の熱意によって生まれているのです。
『本を読む人のための書体入門(星海社新書)』 [請求記号:749.41/Ma61]
正木香子著. 星海社, 2013.
フォントで雰囲気や感情まで表現する。言葉の意味を伝えるだけではない表現の世界。本の中で使われているフォントを解剖します。
『文字と書の消息 : 落書きから漢字までの文化誌』 [請求記号:801.1/Ko24]
古賀弘幸著. 工作舎, 2017.
東アジアにおける漢字の文化誌。落書き・工事現場・文字アートなど。漢字の書体は、文字として芸術として、どのように人と関わってきたのでしょうか。
『西洋書体の歴史 : 古典時代からルネサンスへ』 [請求記号:727.8/Kn3]
スタン・ナイト著 ; 高宮利行訳. 慶応義塾大学出版会, 2001.
手書きで文字を美しく見せる手法、カリグラフィー。デジタルフォントにも利用されている西洋書体の歴史を見てみませんか。
『誰でもカンタン!「いい字」が書ける : 双雲流二〇の極意(ちくま新書)』 [請求記号:080/C44/1301]
武田双雲著. 筑摩書房, 2018.
自分の字もまたフォントの一種。デジタルが主流の今だからこそ、たまには手書きもいいかもしれません。自分の字が好きになる一冊。