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図書館がオススメする今月の5冊を紹介します。図書館1階に展示しています。
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2025年6月の5冊
今月のテーマ:イギリスかぶれ
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「〇〇好き」と「〇〇かぶれ」、違いはなにかと言われたら、後者は聞いてもいない知識をひけらかしやたらマウントとってくるウザいヤツ、といったところでしょうか。それを踏まえて、私は「ビートルズが好き」(リアルタイムではありません)という浅はかな理由に端を発し、そこから言語・文学・カルチャーへと派生していった「イギリスかぶれ」です。 皆さんが「イギリスかぶれ」・・・いや、「イギリス好き」になりますように。 (P.N.ステップニー) |
『イギリス英語発音教本』 [請求記号:831.1/O24]
小川直樹著. 研究社, 2017.
イギリス英語の発音は、アメリカ英語と結構異なります。「Tower Car Hire」もイギリスかぶれなら「ターカーハー」と読みましょう。
『美しき蒸気機関車の時代(イギリスの鉄道のはなし)』 [請求記号:686.233/Ta28]
高畠潔著. 成山堂書店, 2004.
日本では黒いイメージの機関車も、イギリスでは実に色とりどり、図版を見るだけでも楽しめます。「きかんしゃトーマス」がこの国で生まれたのも納得。
『アリスの英語 : 不思議の国のことば学』 [請求記号:933//2970]
稲木昭子, 沖田知子著. 研究社出版, 1991.
イギリスかぶれたるもの『不思議の国のアリス』は原書で読まなくてはなりません。独特の言葉遊びや論理学、行き詰まったらこの本を。
『全ロック史/A history of rock music』 [請求記号:764.7/N87]
西崎憲著. 人文書院, 2019.
ロック史上、90年代のUKロックほど輝かしい時代はありません。マッドチェスター、シューゲイザー、ブリットポップ・・・ああ、帰らざる私の青春。
『英詩のこころ(岩波ジュニア新書)』 [請求記号:080/I95/764]
福田昇八著. 岩波書店, 2014.
虹を見たら “My heart leaps up ...”、バラを見れば “Gather ye rosebuds ...” 英詩の一つや二つ暗唱できてこそイギリスかぶれ。
(本書でいう「英詩」は「英語の詩」のことで、イギリス詩以外も出てきます)