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文部科学省情報ひろば企画展示「フィールドワーク写真展: 世界の〈いま〉を切り取る学生のまなざし」の開催報告

 2019年9月2日(月)~12月19日(木)の約4か月間に渡り、文部科学省ミュージアム「情報ひろば」(東京都千代田区霞が関)3階企画展示室にて、企画展示「フィールドワーク写真展: 世界の〈いま〉を切り取る学生のまなざし」が開催されました(主催:愛知県立大学国際関係学科「フィールドワーク写真展」実行委員会および愛知県立大学新大学誕生10周年・長久手移転20周年記念事業実行委員会、共催:愛知県立大学地域連携センターほか)。この展示は、本学外国語学部国際関係学科発足(2009年)から10年の節目を機に企画されたものです。

 国際関係学科は、世界と日本の多言語・多文化の現場で活躍する人材の育成を目指して、フィールドワーク実習などを盛んに実施してきました。本学科の特色ある行事として、2011年から毎年開催している「旅の写真展」があります。留学、海外調査、ボランティア、個人旅行などで世界を踏破する学生たちが、自慢の写真を持ち寄って自作のパネルを作り、学内外で公開展示してきました。この10年間の出展写真総数は735点を数え、撮影地は世界82の国・地域に及びます。世界中で学生が活躍する本学科の特色をよく示す行事であるとともに、教育成果の発信、地域貢献の役割をもあわせもっています。

 今回は、その一環として、初めて文部科学省における公開展示が実現しました。今回の企画では、本学科の学生や教員がアジア、アフリカ、ヨーロッパ、北米、中南米、オセアニアの53の国・地域で自ら撮影してきた写真作品141点を展示しました。また、国際関係学科の2-3年次配当専門科目「プロジェクト型演習A」、学生自主企画研究グループが参加し、展示作品の制作、発送・運搬、設営、改装、撤収などの作業を担いました。

 期間を通じて、約5,000人(推計)の観覧を得るとともに、広報誌『文部科学広報』、文部科学省ウェブサイトなど、多くの媒体で紹介され、本学の実践を広く社会に紹介する役割を果たしました。

観覧者からは、
「とても興味深い写真ばかりで、私もいろんな国に行きたいという欲求が深まりました」
「いろいろな国の写真がありびっくりしました」
「とても美しい写真ばかりでした。改めて写真の良さを知りました」
などのコメントがありました(会場に設置したノートのコメントより、学生自主企画研究グループ提供)。このほか、修学旅行で来場した中学生、高校生たちが、本学の展示における世界各地の写真に強い関心をもって参観していた様子もありました。

 本企画展示は、広報の上でも大きな成果を収めたほか、学科設立10年の節目の年に、本学構成員自身がこれまでの国際的活動と社会貢献の蓄積を振り返るよい機会となりました。また、学生が文部科学省本省を訪れて作業し、また館内見学の機会を得たことも含めて、学生たちにおけるよい学習機会ともなりました。

【企画展示データ】

展示した写真作品数:141点
(67人(在学生38人, 卒業生25人, 教員4人)による53の国・地域における撮影作品)

観覧者数:約5,000人(全会期16週間の合計、推計値)
(内訳は、ほとんどが一般市民観覧者。中学、高校の修学旅行生なども含まれている)

現地作業に参加した本学関係者数:のべ約40人
(設営、改装、撤収作業。そのほとんどを学生が占める)

【報道】
「愛知県立大学: 「フィールドワーク写真展: 世界の〈いま〉を切り取る学生のまなざし」」
『文部科学広報』(文部科学省大臣官房総務課広報室) 329 (2019年10月): p.19.

http://www.koho2.mext.go.jp/239/html5.html#page=22

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【サイドイベント】
本企画のサイドイベントとして、以下のふたつの行事が開催されました。

(1) 文部科学省情報ひろば公開シンポジウム
「アクティブ・ラーニング教育実践の10年: 愛知県立大学国際関係学科の挑戦」
日時:2019年11月1日(金)14:30〜16:15
場所:文部科学省情報ひろば1階ラウンジ
参加者:30数名
概要:開催報告記事をご覧ください

https://www.aichi-pu.ac.jp/news/2019/news_20191217_17951.html

(2) 愛知県立大学長久手キャンパスにおける国際関係学科写真展
「フィールドワーク写真展: 世界の〈いま〉を切り取る学生のまなざし」
会期:2019年12月24日(火)〜2020年1月14日(火)
場所:愛知県立大学長久手キャンパスH棟地下ホール
観覧者:約1,000名(推定)
概要:文部科学省情報ひろばでの企画展示閉幕後、同展示作品の内の今年度の新作写真パネル111点を長久手キャンパスに移設、展示した。

(文責:亀井伸孝(外国語学部国際関係学科教授))

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