情報科学部鈴木拓央研究室が「瀬戸蔵ロボット博2021」に出展しました
2021 年3 月24 日(水)~28 日(日)で開催された愛・地球博開催継承事業 ロボットと未来の夢「瀬戸蔵ロボット博2021」(主催:瀬戸市、瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会)に、情報科学部 鈴木拓央准教授の研究室が参加し、「ポイントクラウドって何?ロボットが物を見る仕組みを学ぼう!」をテーマとした体験型の展示を出展しました。
この展示を通して、ロボットが物体を認識する技術について紹介し、人間との違いを理解してもらうことで、参加者に情報学や工学に興味を持ってもらうことを目指しました。
展示では、トヨタ自動車との共同研究の一環として、トヨタ自動車の生活支援ロボット『HSR』を用いました。同ロボットに搭載されているRGB-D カメラで取得可能なポイントクラウド(点群)というデータをディスプレイに表示し、4 つの物体のどれかを答えてもらうクイズを出題しました。
共同研究では同ロボットが薬ケースを認識・取得し、服薬者に手渡す技術を開発しているため、同ロボットが解答に合わせて正解または不正解のカードが入ったプラスチックケースを取得し、参加者に手渡す形で研究成果を展示しました。
なお、展示物品の準備やロボットのプログラムなどは、主に鈴木拓央研究室の学生が担当し、当日の説明も学生が行いました。
鈴木拓央准教授のコメント
「今回の展示は、地域の子供達や保護者の皆様、本学の学生や教員、共同研究先のトヨタ自動車、そして主催者である瀬戸市など、全ての関係者にとって有益であったと考えています。今後も、研究成果を学術学会で発表するだけでなく、展示会等を通して地域の皆様に発信し、社会に良い影響を与えられたらと考えています。」