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国際関係学科の学生が、名古屋市の小学校で児童を対象とした防災ワークショップを実施しました

国際関係学科3年生が、6月26日(土曜日)に、名古屋市熱田区にある、名古屋市立千年小学校で開催された名古屋土曜学習プログラム(名古屋市教育委員会主催)でワークショップのファシリテーターとして活躍しました。
この活動は、2020年度後期の外国語学部開講科目「研究各論(異文化コミュニケーション)」(授業担当:国際関係学科 宮谷敦美教員)において、学生が取り組んだ「異文化防災ワークショップ」の企画立案プロジェクトでの成果の一環として実施されました。千年小学校の児童7名がこの活動に参加しました。

名古屋土曜学習プログラムのワークショップを設計・実施したのは、国際関係学科3年のチーム防災寺子屋(岩瀬莉帆さん、下川真凜さん、千種朋恵さん)です。ワークショップのテーマは、「防災リュックを作ろう」で、被災した場面をテーマにクイズ形式で進める学生作成の紙芝居と、オリジナルの防災リュックを作る活動を行いました。

防災リュックを作る活動では、小学校教員を目指す学生など、他大学の大学生ボランティア13名と共に、自分が持てる重さを考えながら、リュックにいれておくべき品物を考え、シートを完成させました。その後、自分のリュックに何を入れるかについて、他の児童に紹介しました。
最後に、チーム防災寺子屋のメンバーが「防災マスターカード」と、家庭で防災リュックを作るときに参考となる品物リストを手渡しし、「帰ったら、家族の皆さんと一緒に防災リュックを準備してください」とよびかけました。

今回ファシリテーターを務めた学生のコメントを紹介します。
「今回のワークショップでは、さまざまな視点から物事を考えていくことが重要だと学びました。自分たちの想定していないこともいくつか起きましたが、想定しないことでも、否定するのではなくて、柔軟に対応を変えていくことが大事だと気づくことができました(下川さん)」
「相手が防災の重要性が分かっていなければ、こちらからどれだけやり方を教えても、家に帰って実際に防災リュックをつくるところに結びつきません。実際にやってみると、子どもたちの反応がよく分かったので、相手の反応を客観的に見て、自分たちが次にどう働きかけるかを考えていくことが大事だと思いました(千種さん)」
「今回の経験を通して、ワークショップを行う際、半年間の準備期間があったとしても完璧なものにするにはまだまだ準備が必要だということに気付きました。もちろん、今回のワークショップは成功といっても良いと思いますが、話し方や意見を言ってもらってからの反応など、もっと改善できる点があったと思います。いろんなことを予測して準備することが必要だと思いました。(岩瀬さん)」。

貴重な学びの経験をくださった名古屋市教育委員会と参加した千年小学校の児童にお礼を申し上げます。

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