2021年12月27日（月）、教養教育科目「県大エッセンシャル」に愛知県の佐々木副知事をお招きし、「多様性について」をテーマに、ご自身の興味深い経歴を織り交ぜながら、深く関わってこられた外国人技能実習生の現状を中心にお話しいただきました。

佐々木副知事は副知事就任前まで、厚生労働省で外国人技能実習制度が、来日する実習生のためにいかにきちんと運用されるのか、に心を砕きながら取り組んで来られ、講義では技能実習制度の内容をはじめ、普段はなかなか接することのできない現場での経験談など、ふんだんに話してくださいました。

質疑応答の時間では、講義時間ギリギリになるまで、多くの学生から質問が出ました。学生の質問の中には、新聞やテレビで得られる情報だけではなく、自分自身の身の周りの体験から発する疑問や意見が多く見られました。日々の生活で生じた疑問を佐々木副知事のように、管理職として現場で活躍されてきた方に投げかけ、受け止めてもらう経験は、学生にとって大変貴重な機会となりました。

公務でお忙しいところ講師を引き受けていただきました佐々木副知事には、あらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。