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【日本文化学部】稀書の会の実地踏査が3年ぶりに開催されました!

愛県大図書館の奥深くに眠る古典籍をこよなく愛する学生・院生らの集まり、稀書(きしょ)の会の実地踏査が3年ぶりに復活しました!

尾張や三河、美濃など、地元の名所を廻り、資料館・博物館などの見学をする実地踏査は、ハードな道中に思いきり詰め込まれた見学内容に、やみつきになる魅力がいっぱいです。

2023年9月21日(木)、日本文化学部国語国文学科の伊藤伸江先生と学生・院生(含名大院生)合計12名で、豊田・知立・刈谷の踏査を行いました。

今年の踏査は、刈谷藩に仕えた国学者である村上忠順と、刈谷の俳人中島秋挙がテーマです。

村上忠順は、三万五千冊にも及ぶ古典籍収集と勉学が有名な人物であり、会ではまず豊田市の村上家を訪問、村上家ご当主のご説明をいただきながら、忠順の図書を収めた書庫千巻舎(ちまきのや・豊田市指定文化財)内部を豊田市文化財課の方の先導で見学しました。

▼村上家千巻舎を訪問。村上忠順に関する興味深いお話を聞きました!
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ついで、知立の無量寿寺で、伊勢物語と芭蕉(「かきつばた我に発句のおもひあり」の芭蕉句碑があります)を思い、刈谷市中央図書館の村上文庫で、文庫のご説明をいただき、忠順の様々な古典籍を実際に拝見しました。そして、刈谷市歴史博物館で、中島家が江戸時代に集め書写した中世文書を拝見、文学資料の伝本とはまた違う、歴史資料の価値について学芸員さんに詳しくご説明いただきました。

▼無量寿寺、八橋かきつばた園を散策。文学の世界に浸ります。
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▼刈谷市中央図書館にて、村上文庫の貴重書を時間いっぱいまで拝見しました!
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村上文庫では、物語・歌書・地誌などの、美しく面白い様々な書を、歴史博物館では、新出の秀吉御朱印状や、秋挙の俳諧資料なども見せていただき、見学時間が終わるのが惜しいほどでした。

▼刈谷市歴史博物館での文書拝見。珍しい資料たちに全員夢中です!
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村上様や各自治体の方々がとても親切にご対応くださり、様々に学びを深めることができ、みな大満足で、良い思い出になりました。

稀書(きしょ)の会とは

愛知県立大学図書館の貴重書の調査研究を行うことを目的とした、学生・院生たちのグループです。本学図書館所蔵の貴重書を読解・研究して、企画展示や研究成果の発信などを行っています。

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