これは、新大学誕生10周年、長久手移転20周年記念ロゴマークに添えられた愛県大生への応援キャッチフレーズです。周年を記念して、「愛県大オリジナルあまざけ　愛riche」も造りました。

県立大学・県立看護大学の統合により誕生した新愛知県立大学は、「人をつなぎ、愛知・世界をむすぶ」という目標の下、文・理・看護5学部の連携を強め、姉妹校の愛知県立芸術大学との連携も視野に入れ、そしてもちろん、国内外の他大学との連携も進めつつ、新たな魅力を発信する大学を目指します。

この10年間、さらに20年間を振り返ることは、これからの愛県大をどのように描き、展望するかということに外なりません。周年記念事業を通して、大学の未来を描いていくのです。その際に最も力を注ぎたいのは、学生たちが自ら問いを立て、考え、実行することによって、持てる能力を全面的に開花させる大学にすることです。

今年、来年と大学の内外でさまざまな企画を展開します。今年は特に、防災関連の企画に力を注ぎます。学生・教職員はもちろんのこと、高校生、一般の方々も、キャンパスに足を運んで楽しんで下さるとたいへん有り難く存じます。

周年事業の成功を祈念して一言ご挨拶を申し上げます。わたくしどもが愛知県立大学全学同窓会を立ち上げましたのは１９９５年のことでした。こうして四半世紀におよぶ活動を持続することができたエネルギーの源泉は、卒業生としての誇りと母校愛によって結ばれた連帯とでした。もちろんあたたかくご支援戴いた学長・理事長はじめ大学の教職員の方々のおかげがなければ今日はなかったと感謝申し上げております。結成時は、２学部のみであったのが、現在では５学部を擁するに至ったのは、感慨深いものがあります。

「全学同窓会」という名称は、たんに５学部の横のつながりのみを意味するのではなく、女子専門学校から、看護短期大学から始まる歴史的つながりを継承、包摂した総体を大事にする活動を前提としているからです。

いくつもの川の流れが、次第に集まって河となり、大海に注ぐように、多くの卒業生が国の内外で活躍しております。この機会に、なつかしいキャンパスで、旧師旧友と久しぶりの再会を楽しんでみてはいかがですか。