看護学科Department of Nursing & Health
4年間の学びの流れ - 1年次
1年生では、「教養教育科目」を、学部・学年を超えた学生間の交流の中で学び合います。
専門基礎・関連科目では、「人体の構造と機能の学」「疾病と治療の学」「健康援助の学」の科目から、人間の健康と病気、健康生活に関する基礎知識を学びます。
専門科目である「基礎看護学」では、看護学の基礎となる概念や倫理観、基礎看護技術などを学習し、11月と2月には病院で臨地実習を行います。
〈主なカリキュラム〉
◆教養教育科目
APU教養コア科目、世界を理解する、地域を掘り下げる、社会に生きる、科学と人間を深める、APU教養特別科目
◆専門基礎・関連科目
[人体の構造と機能の学] 人体解剖学、人体組織学、人体生理学、人体機能学、生化学、栄養代謝学、看護のための化学と物理学など
[疾病と治療の学] 病因論、病理学総論、病理学各論
[健康援助の学] 看護学習法入門、社会福祉学、医療概論、公衆衛生学、保健行動論
◆専門科目
[基礎看護学] 看護学概論、看護倫理と理論、生活援助技術論、初期体験看護実習
在学生からのメッセージ
M. N. さん
愛知県立旭野高等学校出身 2023年度入学
1年生では、キャンパスを行き来して専門科目だけでなく教養科目も学びます。他学部との交流も多くとても充実しています。忙しい時期もありますが、自分の時間も作ることができるのでサークルに入ったり、バイトをしたりと有意義な1年を送ることが出来ます。
前期は座学が中心です。概論から丁寧に講義して頂くのでこれからの学びの基礎をしっかりと作ることが出来ます。そして後期からは実習が始まります。初めてのことばかりで不安なこともありますが、先生方に細かな所まで助言を頂き、学部の仲間と協力して技術の習得と向上に取り組んでいます。また、臨地実習で現場に赴くことで新たな学びや看護師を目指す意欲がとても高まります。
この1年を通して看護学の基礎となる技術や倫理観などを学ぶことが出来ました。他にも、教養や色々な視野も身につけることが出来ました。この学びを最大限活かせるようにこれからの学生生活を過ごしていきたいです。
時間割例
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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1限目 | 中国語Ic | 人体組織学 | 病理学総論 | 栄養代謝学 | 英語IB | |
2限目 | 看護学概論 | 英語IA | 中国語Ic | |||
3限目 | 教養教育科目 健康と感染予防 |
看護学習法入門・ 公衆衛生学 |
教養教育科目 生命の科学 |
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4限目 | 教養教育科目 エアロビクス |
看護のための化学と物理 | 人体解剖学 | 情報リテラシー | 教養教育科目 心理学入門 |
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5限目 | 人体生理学 | 社会福祉学 |
年間スケジュール
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
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講義 | 講義 | 実習 | 講義 | 実習 |
授業内容の概要
看護学習法入門
この授業は、1年生前期の早い時期に開講されます。看護職や医師としての実務経験のある教員が、大学での授業の特徴や自己学習を含めた学習の方法について概説するほか、看護学を学び実践する上で基盤となる問題解決を導く考え方や知識獲得の方法、看護コミュニケーションスキルなどについて演習形式を交えて講義します。この授業をとおして、看護学の学習方法を理解し、専門基礎・関連科目、専門科目の学習に際して活用する、文献検索の方法やレポートの書き方、ならびにプレゼンテーションの方法などの修得をめざします。
生活援助技術論
看護を行うために必要な基礎的な技術と患者の生活を支える技術について、各技術の目的・意義と適確に実施するための知識・技術・態度を修得することを目標に、講義と学内実習を通して学びます。
具体的には、学生同士で患者を演じたり、モデル人形などのシミュレーターを活用して学内実習を行います。看護行為に共通する技術として、コミュニケーション、感染予防、ボディメカニクス、観察・記録・報告、バイタルサインズ測定、フィジカルイグザミネーションの技術を、患者の生活を支えるための技術として、べッドメイキング、環境整備、車いすへの移乗と移送、身体を清潔にする援助、排泄介助、食事介助などを学びます。
初期体験看護実習
この実習は2期に分けて行います。まず、11月初旬に1日間の臨地実習(病院実習)を行います。この実習では、病院や病室、薬剤部門や検査部門などの見学を通して、患者の療養環境について知るとともに、患者の診療や療養生活を支えている各部門、各職種の機能と役割を学びます。そして、生活援助技術論などの科目を学んだ後、2月に4日間の臨地実習を行います。この実習では患者を受け持ち、看護師と一緒にケアを行ったり見学したりします。また、患者とお話をして、療養している方の思いや生活の変化などを学び、援助の必要性や看護師の役割とは何かを考えます。