国際関係学科Department of International and Cultural Studies
4年間の学びの流れ - 1年次
英語の専門的な訓練と並行して、大学での学びの訓練として、幅広い分野について調べ発表し、討論する。アカデミックな「ものの調べ方」、口頭発表や文章発表のスキルを学ぶ。
〈主なカリキュラム〉
高校までの受動的な学びから脱却し、大学生として自立かつ自律的に学ぶ力を身につけます。教養科目では、英語以外の外国語を学びはじめるとともに、幅広い知識や考え方を学びます。学科の専門教育の基礎となる科目では、アカデミックスキルの基礎を訓練します。
在学生からのメッセージ
K. W. さん
愛知県立旭野高等学校 2019年度入学
僕は受験生の頃から、外国語学部を志望していたのですが、四年間ずっと一つの言語だけを専攻することに抵抗がありました。そんな時に見つけたのがこの国際関係学科で、英語の勉強にも力を入れつつ、国際的な政治経済や他国の文化を学べるカリキュラムはとても魅力的に思えました。実際入学すると、学科は学生も先生も個性豊かで、とても楽しい学生生活を送ることができています。先生の専門も多種多様で、たとえば、日本でただ一人のキナウル語という言語を研究している方(世界的にもほとんどいない)などもいらっしゃり、聞ける話の豊富さには驚かされるばかりです。
僕はまだ一年生なのですが、これから学べることの選択肢がとても広く、今も楽しみで仕方ありません。学科開設からあまり年数が経ってないこともあり、現在も学生が主体となって、様々な新しいことに挑戦しています。国際関係学科が県大でもっともアクティブでクリエイティブな学生と先生が集まる場所だと思います。いい仲間に出会いたい方、大学生活を有意義に過ごしたい方、ぜひ国際関係学科でお会いしましょう!
時間割例
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1限目 | スペイン語 | 基礎演習 I | ライティング | スペイン語 | |
2限目 | リーディング | オーラル・コミュニケーション | インテグレイテッド・オーラル・イングリッシュ | ||
3限目 | 教養(ラテンアメリカの歴史と文化) | ディベート | 教養(情報科学ものづくり) | ||
4限目 | スポーツ実践演習(フライングディスク) | 教養(日本と異文化の交流) | |||
5限目 | 文学・文化研究入門 | 研究概論 |
年間スケジュール
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | ||||||||||||
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入学式 入学ガイダンス 履修ガイダンス 前期授業開始 |
新入生歓迎合宿 | 前期試験 | 夏休み | 前期成績発表 前期集中講義 |
後期授業開始 | 大学祭 | 後期試験 | 後期成績発表 後期集中講義 |
授業内容の概要
研究概論
国際関係学科では人文科学、社会科学の多様な専門分野を学ぶことができます。それぞれの研究分野において、どのようなことが課題となり、どのような学び方があるのか。国際関係学科の専任教員がオムニバス形式でおこなうこの科目を通して、それを知ることができます。
また、読書を通して主体的に学ぶ習慣をつけるため、課題図書が指定されています。読んだ本については、相互にブックレビューをするグループワークを年に2回行います。
学生自身が専門領域を定めていくための、最初の手だてとなる授業です。
基礎演習 I
大学最後の課題である卒業論文を見据えて、前期はまず最初のステップとして「ものの調べ方」を学ぶことを到達目標としています。図書館の利用法にはじまって、参考文献の探し方や参考図書(レファレンス・ブック=事典類)の使い方を学び、最後は調べた内容を文章にまとめる所まで、卒論に必要な基礎事項を一通り体得します。
毎回、調査課題があり、調べて分かった内容をA4の用紙1枚の文章にまとめ、次の授業に持参します。授業では、文章の内容についての質疑、調べ方についての意見交換、教員からの補足説明を行います。このレポート作成の作業は、グループ単位で行います。
後期は、前期で学んだ「ものの調べ方」のスキルを使いながら、学外で見聞きしたものを、口頭や文章で表現し伝えるスキルを養います。授業では、施設見学をふまえ資料を集め考察し、レポートやプレゼンテーションに仕上げるというフィールドワークを行います。学外での活動(国際貢献、国際交流や異文化理解にかかわる施設や団体の訪問)に関連させてテーマ設定をし、事前調査と学外活動を有機的に結びつけ、そこから口頭発表およびアカデミックプレゼンテーションおよびアカデミックライティングの基礎力を養います。
ディベート
この授業の目標は、英語でdebateができるようになることです。英語のdebate の基本であるpublic speechとcritical thinkingに焦点をあて、英語で自然にcritical thoughts をshare, presentすることを目指します。ただ英語で発表するのではなく、相手の意見に対してcriticalな質問を投げかけたり、criticalな意見を言うことを目指します。debateをするときに最低限必要な英語表現を学んでいます。また、debateのlogicを学び、critical thoughts を logical に英語で表現する方法や、public speechとdebateの応用スタイルとして、英語のpresentation, negotiation, persuasion のやり方についても学習します。
Public Speechの内容を英語で書く練習、意見やcritical thoughts を英語で発表する練習をします。Debateをする時の基本である自分の意見の発言、発表、質問の英語表現を学習し、自然に口から出せるよう練習をします。また、社会問題、国際問題についての英文を理解し、critical thoughtsを頭の中でまとめ、英語で理論的に、また効果的に発表できるよう練習をします。 criticalな質問を投げかける練習も行います。debateに重要なlogical fallacyを応用し、研究調査を行い、英語で研究発表を行えるよう練習します。